■火山の噴火が起きたらどうする?

住まい

1/15(土)午後、南太平洋のトンガの火山島が噴火したことは
皆さんもうご存じですよね?
日本でもこの影響により津波警報が発動されるほどになりました。

本記事では火山噴火の定義や影響・対策についてまとめてみました。

火山噴火の定義と種類

     火山噴火とは、地中のマグマや火山灰・火山ガスといった噴出物が
     地表・海中に流出する現象のことをいいます。

     噴火にはその仕組みによって大きく3種類に分けられます。

・マグマ噴火
・マグマ水蒸気噴火
・水蒸気噴火
 
マグマ噴火

  マグマ噴火とは、マグマが地表に噴出しておきる噴火のこと。
  マグマの性質や噴火の規模、形態によってさらに呼び方が
   細かく分かれます。(プリニー式やハワイ式等)

マグマ水蒸気噴火

  マグマ水蒸気噴火とは、マグマだまりよりも浅いところで
      マグマが地下水と接触することで起きる爆発的な噴火のとこ。

 

水蒸気噴火

  水蒸気噴火とはマグマと地下水の接触はなく、
  熱で地下水が沸騰することが原因で起きる噴火のこと。

  それでは各噴火の特長を表に簡単にまとめてみます。

 マグマ噴火は火山性微動等の前兆があり、また溶岩流や火砕流による噴出物のために
 最も危険度が高くなる噴火です。

噴火による影響


次に、噴火による影響はどのようなものがあるのかを見てみましょう。

①火砕流

   火砕流とは高温(約400~1,000℃)の火山灰や岩石を含んだ高温のガスが
 山を高速で流れ下る現象のこと。
   時速約100kmの速度で斜面を流れ下りながら周囲の建物などを破壊していきます。

 

②溶岩流

  溶岩流とは地中の火口から流れ出たもので、
  その温度は1000度以上にもなり、山肌を流れ下りながら周囲の木々や建物を焼き払います。

③噴石落下
   
    噴石とは噴火により噴出される、溶岩または岩石の破片。
    飛距離が火口から数キロメートル以上になることもあります。
    噴石落下の衝撃で人が死傷したり、
    家屋や車、道路などにも被害を及ぼすことがあります。

①火山灰が降る・積もる

 火山灰とは爆発により放出された細粒(直径2ミリメートル以下)の火山砕屑物。
 火山灰が降ると視界が悪くなり、また、道に降り積もると車が動けなくなります。
 例えば、道路に0.5mmの厚さでも積もった場合はセンターラインが見えなくなったり
   スリップしたりする危険性があります。
   他には、火山灰を多量に吸い込んだりすると喘息といった肺疾患等の
   健康被害につながるおそれもあります。

 
   それでは、噴火前の事前確認や噴火後の対処法についてみていきます。
 
 

対策

 
 
火山活動状況を確認しておく!
 
    火山付近に住んでいる方は日頃から、
    火山の活動状況を確認しておくようにしましょう。
    気象庁の「火山活動の状況」から確認することができます。
 
避難経路を確認しておく!
 
    噴火が起きた時にすぐ避難できるように
    事前に避難経路を確認しておくのも重要です。
    防災科研の「火山ハザードマップデータベース」等から確認することができます。
 
噴火警戒レベルに応じた避難!
 
    噴火警戒レベルを5段階に分け、それぞれ住民がとるべき行動を
    規定しています。

    居住地域はどのレベルに相当するのか、報道を欠かさずチェックしましょう。
引用:気象庁|噴火警戒レベルの説明 (jma.go.jp)

まとめ

本記事では、

①噴火の定義と種類
②噴火による影響
③噴火前後の対応

についてまとめました。自分が住んでいるところは絶対に大丈夫などと過信してはいけません。
噴火による影響を理解し、日頃から避難経路等を把握することが大切です。

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