■3年後に起こるといわれている太陽フレアが及ぼす影響が大きすぎた

太陽フレアってどんな現象？
実際に太陽フレアが起こったら
私たちの生活にどんな影響があるの？

　　本記事では今話題の太陽フレアについてまとめてみました。

この記事の目次

太陽フレアとは？

太陽系最大の爆発現象

「フレア」とは火災のことです。実は小規模な爆発現象は1日数回程度起きています。
では、そう珍しい現象ではない太陽フレアがなぜ最近ニュースになっているのでしょうか？
それは、3年後の2025年に太陽表面の巨大な爆発現象が増えると想定されているからです。

太陽には活動の周期がある

太陽の活動周期は約11年です。
太陽は地球に達する放射の量を周期的に変えながら、地球の天気や気候等の変化を引き起こします。
その活動周期のピークが2025年にくるといわれているのです。

●通信障害 ●大規模停電 ●電子機器の故障 ●GPS障害

最悪の場合、2週間にわたり携帯電話やテレビなどが使えなくなる可能性があるようです。
また、119番などの緊急通報もつながりにくい事態になると想定されています。
生産、輸送、インフラの多くが機能喪失し、二次被害にもなりかねません。

1989年：カナダで磁気嵐

電力会社の電力網を破壊して大停電が起きたり、米国の気象衛星の通信が止まったりするなど、
各国の様々な社会インフラが影響を受け、電力網の復興には数か月もかかった。

2003年：スウェーデンで大規模停電
1時間の停電が起き5万人が影響を受けた。

2003年：日本で人工衛星の機能障害
JAXA＝宇宙航空研究開発機構のものを含む人工衛星や惑星探査機に機能障害が発生した。

社会インフラが機能しなくなると
人々の生活に多くの支障が出ることは間違いありません。何か対応策はあるのでしょうか？

宇宙天気予報の分析

総務省の報告書によりますと

太陽の活動とその影響を「宇宙の天気」と定義し、宇宙天気予報に精通する人材を育成する方針のようです。そのうえで「宇宙天気予報オペレーションセンター(仮称)」を創設し、
宇宙天気を他の災害と同じように捉え、総務省や消防庁など
関連各所と連携して対応していくとのことです。

本記事では、2025年に発生すると予測されている太陽フレアについてまとめてみました。

人体に直接の影響はないとはいえ、過去の実例からみても社会的に及ぼす被害は大きいでしょう。

厄介なのは他の災害のように自身で備えておくことができない点です。

日頃から「最悪のシナリオ」を念頭に置いたうえでの、国家における危機管理や正確な情報発信、

そして関連事業の方々の連携による対応策の向上を願うばかりです。